自分らしい生き方

「花の絵を描いてみて」と言われたら、私たちは上が花で、下が根。

花は必ず「頭の部分」に描きますね。

つまり、花は私たちの頭部に重ね合わせることができます。

また、花は、その植物の個性を一番表している部位です。

たとえば「バラを思い浮かべてください」「チューリップを描いてみてください」と言われたら、まず最初に浮かぶのは花の部分でしょう。

根や茎が真っ先に思い浮かぶという人は、あまりいないと思います。

私たちが友達を思うときも、やはり、顔を思い浮かべませんか?

その人の手とか膝を思い出すということは、そうそうないでしょう。

つまり、私たち人間の個性を一番表している部位も頭部=顔なんですね。

顔には、その人の性格や生き方がよく表れます。*1

 

ジブリの映画が好きです。

その中でも『魔女の宅急便』が一番好きで、子供たちが小さい頃から何度も何度も繰り返し観ているため、お気に入りの場面のセリフはいつの頃からか、そらで言えるほどになりました。

一人前の魔女になる修行のために、13歳になると独り立ちをしなければいけないという魔女のしきたり。

「でも、あの年で独り立ちなんて今の世に合いませんわ」というキキのお母さんの言葉のとおり、13歳という年齢は自分ひとりで人生の何もかもを背負い込むには早すぎるようにも思えます。

 

「どうしてキキの魔法は弱くなっちゃったの?」

ある時息子が尋ねました。

「多分、キキはトンボのことが少し好きになり始めていたんだよ。

だけど、美人でオシャレでお金持ちの女の子がトンボと友達なのを見て、惨めな気持ちになったんじゃないかな。

キキは『魔女の黒い服』しか着られないから望むようなオシャレはできないし、自分で働いて生活をすることを始めたばかりだからお金の心配もしなくちゃならないでしょう。

何もかもが同じ年頃の子供たちと違いすぎて、自分のことが好きになれなくなってしまったのかもね。

キキの心が小さく縮こまってしまったから、キキの才能だった『魔法の力』も縮こまって弱くなってしまったんだと思うな」

 

以前、ウナズキヒメフヨウという花を植物園で初めて見た時、どうして開きかけのハイビスカスの蕾が下向きに咲いているのだろうと不思議に思いました。

同科異属であるハイビスカスのつぼみと似た形をしているこの花は、一生、花びらが開くことはありません。

つぼみができ始めた頃は上向きについていますが、次第に下を向き、花びらが開かない状態でうつむき加減に咲きます。

このことから「うなずき」と呼ばれ、花が開くことがないことから「スリーピングハイビスカス」とも呼ばれています。

 

どうしてウナズキヒメフヨウは、花びらを開かないと決めてしまったのか知りたいと思いました。

ほかのハイビスカスのように堂々と咲き誇れば、きっとだれもが目を留めるほどの美しさを持ち合わせているはずなのに。

つぼみの頃はツンと上向き加減についているので、すべての物事を楽観的に捉え、未来に対する十分な希望や自信も持ち合わせていたはずです。

だけどこの希望や自信は、ただの未熟さゆえのものだったのでしょうか。

 

ウルスラ:魔女ってさ、呪文を唱えるんじゃないんだね。

キキ:うん、血で飛ぶんだって。

ウルスラ:魔女の血か。いいね、あたしそういうの好きよ。魔女の血。絵描きの血。パン職人の血。神様がくれた力なんだよね。おかげで苦労もするけどさ。

 

魔法が弱くなり唯一の才能であった「飛ぶこと」ができなくなってしまったキキと、キキの友達のウルスラがこのように語る場面を観るたびに思い出すのは、ヨガの先生から聞いた話でした。

 

以前、ヨガ教室に通っていた頃、ヨガには「ダルマ」という考え方があると先生が話していました。

人はだれもが生まれもって与えられた「ダルマ」という役割や義務があり、それらを全うするために必要なものはすべて与えられて生まれてきているそうです。

 

だけど、この世界は私たちにとって「どんな時でも優しいもの」ではありません。

世間の荒波にもまれ、他者との違いが「自分の欠点」としか感じられなくなって、自信も希望も明るさも失ってしまう。

そんな時、人は自分が持って生まれてきたもののことなど忘れ、自分以外の誰かになろうともがき苦しむのかもしれません。

 

ある時偶然見かけた記事に、ウナズキヒメフヨウは意図して花びらを開かないと書かれてありました。

花の奥にたっぷりの蜜があることを知っている蜂たちは、どうにかして花の中に入ろうと試みるそうです。

けれども花の入り口が少ししか開いていないので、狭い道をもぐるように通ることを蜂たちは強いられます。

その結果、蜂たちの体に沢山の花粉がつき、これが受粉の助けとなっているそうです。

『花を開かないこと』

これはウナズキヒメフヨウが自らの力で見つけ出した生き方でした。

それなのに「どうして他の花のように大きく咲かないの?」と安易に自分の考えを押し付けようとしていたことを恥ずかしく思いました。

 

私たちはだれもが何らかの才能という「血」を持って生まれ、それを使ってこの世での自分の役割を全うしながら「自分らしい生き方」を見つけなければいけません。

経験を糧に、知識を知恵に変えながらひたむきに生きることで、心の深いところで大切な何かが培われていくのでしょう。

そして「自分」という花を一番上手く咲かせる生き方も見つけられるのではないかと思います。

 

ハイビスカスフラワーエッセンスは唯一無二の自分らしい美しさを引き出すことを助けてくれるエッセンスです。

特に、女性としての自分に自信が持てるようになり、それまで気になっていた部分も自分の魅力であることに気づき、解放的になって、心も体も女性であることを楽しめるようになります。

そのため、自己表現力もアップします。

芸術的な感覚やクリエイティビティも高まるので、人前でパフォーマンスしたりすることが楽しく感じられるようになるでしょう。

美意識も高まり、おしゃれになったり、まわりからも魅力溢れる女性として見られるようになります。*2

 

オヒルギフラワーエッセンスは、自らの意志で居るべき場所を見つける力、過酷な環境の中でも知恵を絞って生き抜くパワーを引き出してくれるエッセンスです。

このフラワーエッセンスをとると、どんな困難な状況にあっても、自分が持っている力を最大限に使うことができるようになり、諦めずにやり遂げる勇気と自信が湧いてきます。

自分が生きる道、自分の居場所を自分で決めて、人に頼ることなく、自分の足で立つという「自立」ができるようにサポートしてくれます。*3

 


引用:

*1 2016年 株式会社BABジャパン 小林ケイ

『アロマからのメッセージで自分を知り、個性や才能が目覚める!人生を変える!!奇跡のアロマ教室」ページ102/249

*2 2022年 株式会社彩流社 YOKOKO

『「花の波動」で幸せな人生を手に入れる』173ページ

*3 2022年 株式会社彩流社 YOKOKO

『「花の波動」で幸せな人生を手に入れる』185ページ

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