愛の手がかり
時代はめまぐるしく移り変わる。
あったものが消え、なかったものが現れる。
そんな流れに身を置きながら、私は信じたいと思った。
ずっと大切にしたいものは、形を変えて伝わり続けていくということを、存在し続けるということを。*1
およそ90年前に38種類のフラワーレメディを完成させたバッチ博士は、知っていたのだろうかと思うときがあります。
これが時を越え、国境を越え、人から人へと脈々と受け継がれるようになることを。
たとえ想像を超えるほどの便利なものが存在する時代になったとしても、変わることなく、毎日、世界中のだれかの心を救い続けるということを。
ありきたりかもしれないけど、
自分自身を心から愛せるようになるまでは、
間違えた人を愛してしまうと思う。
エマ・ワトソン
この世界は複雑です。
人は『良いことだけ』を経験しながら生きていくことはできません。
悲しみや、憎しみ、怒りや孤独を経験すると、心を閉ざすことや、心を隠すことが己を守る術だと勘違いしてしまうときがあります。
心から自分自身を愛せるようになるまでは、間違えた選択をしてしまうから。
「どうせ私なんか……」という言葉をあまりにも繰り返し心の中で呟いて、愛するどころか平気で自分のことを傷つけて。
だからきっと、いつも間違えたほうを選んでしまっていたのだと思います。
『感謝』は万能な薬だといい、『愛』にはどんな問題をも癒すちからがあるといいます。
しかし日本人である私にとって、『愛』というものを理解するのは少し難しいといつも思っていました。
だけど大切なひとが幸せだと嬉しいし、子どもや動物たちが無邪気に遊んでいる姿を見るとあたたかい気持ちになるし、母が作ったご飯を食べるとほっと安心する。
きっとこのような気持ちがぎゅっと詰まったものが『愛』なのだろうと思うようになりました。
そしてこのような慈しむ気持ちを自分自身に向けて持つことが、自分を愛することに繋がるのではないかと思うのです。
もしかしたら「私は今、愛が空っぽで空白です」と思っている人もいるかもしれない。
でも愛の手がかりは目の前の現実に、しっかり宇宙が用意してくれています。*2
目の前に用意された『愛の手がかり』に気づきながら、自分自身を愛し、慈しむ方法を学んでいく。
今までできなかったのは、『愛する能力がなかったから』ではなく、ただやり方を知らなかっただけ。
そして心の中でねじれてしまっていたものが、少しずつもとの形に戻っていくと共に、私たちの人生も本来の道を思い出していくのだと思います。
このフラワーエッセンスは、愛と優しさといった、本来、私たちが持っている温かな感情を呼び戻してくれます。
このエッセンスを飲むと、ハートチャクラが温かくなり、まわりに対してやさしい気持ちで接することができるようになります。
心に傷を抱えている、愛情がどこかでブロックされている、人に心を開けない、自分やまわりに優しくなれない、自分の心が冷たく感じる、などのときに摂るとよいエッセンスです。*3
神聖さ(holy)を象徴するゆえ、クリスマスにも使われるこのホリーの花が、あなたが本来もっている平安な心を思い出させてくれます。
自分の心を閉ざし、苦しめていたネガティブな感情の渦に、愛の気持ちが少しずつ湧いてくるのを感じるでしょう。*4
引用:
*1 2023年 株式会社宝島社 青山美智子
『月曜日の抹茶カフェ』 ページ91/178
*2 令和3年 角川文庫 吉本ばなな
『「違うこと」をしないこと』 ページ43/204
*3 2022年 株式会社彩流社YOKOKO
『「花の波動」で幸せな人生を手に入れる』170~171ページ
*4 2006年 株式会社小学館 伊藤礼子
『バッチフラワーBOOK 38種 花のエッセンスを心がいやす』82ページ