お母さんと赤ちゃんのためのフラワーエッセンス
「人は満ち潮のときにこの世に生まれ、引き潮のときにこの世を去るんだよ」
さやえんどうのスジを取るお手伝いをしていた時に、祖母がそう教えてくれました。
当時私はまだ子供で、「命の誕生」も「だれかの死」も、まだ自分の世界に実際に起こりえる事のようには感じられませんでした。
「どうして潮の満ち引きが人の命と関係あるの?」
そう尋ねると、「さあ。おばあちゃんも、おばあちゃんのお母さんに聞いたからなぜなのかは分からないけど、人も自然の一部だからじゃないかねえ」
スジを取る手を休めることなく、祖母がそう答えました。
世界では1日に約30万人の赤ちゃんが生まれているそうです。
ようこそ、この世界へ。
生まれてきて、おめでとう。
ドラマ『コウノドリ』より
1日に30万もの人生が始まるのですから、どのような状況の下で、どのように生まれてくるのかは、人それぞれ大きく異なるものなのでしょう。
それでも一人でも多くの赤ちゃんが、この世で初めて受け取る言葉が「生まれてきて、おめでとう」という祝福の言葉であることを願わずにはいられません。
私がまだ独身だった頃、職場の先輩が話していたことを今でも覚えています。
産後、職場復帰をして間もなかった彼女はこう話していました。
「息子が生まれたあとね、気持ちとか色んなことがいっぱいいっぱいで、すべてのことに圧倒されちゃってね。『お願いだから、もう一度お腹の中に戻って欲しい』って思っちゃったの」
彼女があまりにも面白おかしく話すものだから、何も知らなかった私は、あははと笑いながら聞いていました。
けれども、実際に自分が出産を経験したあとになってみると、あの時の彼女の本当の気持ちが理解できました。
5月の暑くもなく、寒くもなく、そよ風が気持ち良い日に娘は生まれました。
前の晩からお腹が痛みだし、結局一睡もできずに朝を迎えてしまった私は、念のために病院で診てもらうことにしました。
もう生まれても大丈夫な時期ではあったものの、予定日までまだ少し日にちがあった為、まさかそのまま出産を迎えることになるなんて思ってもいませんでした。
「それでは、このまま入院しましょう」と先生から告げられ、看護師さんから渡された薄ピンク色の出産用の服に着替えると、あれよあれよという間にお腹の痛みが強くなっていきました。
出産がどんなに大変なものなのか、ちっとも分かっていなかった私は「今が9時だから、遅くともお昼くらいまでには生まれるだろう」などと気楽に考えていました。
それからどんどん痛みが強くなっていくのに、私の様子を見に来てくれた看護師さんは「うーん、もう少し掛かりそうね」としか言ってくれません。
次々と襲ってくる痛みの波にただ耐えることで精いっぱいで、ついには話すことすらやめてしまった頃、母が病室に来てくれました。
「いつ頃生まれるのかな」ささやき声のような声量で私がそう言うと、母は「さっき調べたらね、次の満ち潮は夜の9時半ごろだって。だからそのくらいに生まれるんじゃないかな」と答えました。
「9時半!? 9時半ってまだあと6時間以上あるじゃない!」あまりの衝撃に、吼えるように言い放ってしまいました。
いつだろうと訊かれたから、教えてあげただけなのに、母にしてみたら、ただのとばっちりもいいところです。
結局、夜の9時半を少し過ぎたころ、娘は生まれました。
「おめでとうございます」看護師さんがそう言いながら、赤ちゃんを連れてきてくれました。
ドラマや映画にあるように、初めてわが子を胸に抱くとき、感動してきっと私は涙するのだろうと思っていました。
けれども実際は、出産の疲れで頭が朦朧としていたせいか「本当に赤ちゃんがいたんだ」となんとも残念な感想を抱いてしまいました。
産後二日目から赤ちゃんと同室で過ごせるようになり、看護師の方々が赤ちゃんのお世話の仕方を丁寧に教えてくれました。
日中は、家族や友人がお祝いに来てくれたので、一日があっという間に過ぎていきました。
夜になり、病室にいるのは私と赤ちゃんのふたりだけです。
私の腕の中ですやすやと眠っている娘を見ながら、なんて可愛いんだろうとこみ上げてくる愛情で胸がいっぱいになりました。
だけど・・・。
だからこそ・・・。
娘への愛しさがつのればつのるほど、恐怖心が胸の中に広がっていきました。
この子の幸せも、安全も、人生に関わるすべてを私が守らなければいけない。
絶対に失敗なんかしてはいけない。
今振り返ってみると、あんなに何もかもを自分ひとりだけで抱え込まずに、だれかに胸中を明かして話を聞いてもらうべきでした。
また、たとえ人に話すことが躊躇われたとしても、フラワーエッセンスが手元にあれば、もっと大らかな気持ちで赤ちゃんと過ごす日々を楽しめたのではないかと思います。
アメリカで助産師として活躍しているレイチェル・フリンさんは、お母さんと赤ちゃんのサポートのためにフラワーエッセンスを取り入れているそうです。
「お産の時に、エッセンシャルオイルが入ったスプレーを使うことで、ポジティブな効果が期待できます。けれども、そこに花の周波数を持つフラワーエッセンスが加わることで、出産のペースや流れ、そして出産のエネルギーそのものを瞬時に変えることができるのです」とフリンさんは語ります。
たとえば、陣痛が24時間や36時間も続いて疲れ果てているとき。
5分間隔の陣痛が休む間もなく続き、心が折れそうになっているとき。
そのような時に、フラワーエッセンスのスプレーをお母さんに吹きかけてあげるそうです。
そうすることで、お母さんの中からエネルギーが沸き起こり、次に来る陣痛で赤ちゃんが下りてくることもあれば、生まれることもあるそうです。
「水は記憶する」と言います。
だから羊水という水の中にいる赤ちゃんは、「お母さんの感情を記憶した水」の中で過ごしているのです。
たとえどんなに人生が困難に思えたとしても、どんなに問題が山積みだとしても、「喜び」という感情に意識をむける時間を少しだけとってみる。
そうするとお母さんが感じたその「喜び」をお腹の赤ちゃんも感じます。
感情をコントロールすることは簡単にできることではないし、人は自分が感じるようにしか感じられないものです。
だからお母さんが感じている感情が良くないと言うつもりはありません。
それでももし、お母さんがフラワーエッセンスを使って、ネガティブな感情をポジティブなものへと変えることができれば、お腹の中の赤ちゃんは「安らぎの水の中」で育っていくことができるのです。
日本産の“和のフラワーエッセンス”を伝えるシャンドゥルールと「太陽とお花の助産院ランタナカマラ」が共同開発したBIRTH~安産・生命~は、お母さんが自分の力を信じてお産ができるように作られました。
陣痛やお産が「辛い経験」になるのではなく、赤ちゃんと力を合わせて行う愛と幸せに溢れた経験となるように、このエッセンスがサポートしてくれます。
使用できるのは、正期産である37週目からです。
ENERGY~元氣~は、妊娠初期から使うことができるエッセンスです。
妊娠期間中の心と身体に活力を与えてくれます。
また、お腹の赤ちゃんとのつながりを感じられるようにサポートしてくれます。
RELAX~癒し・愛~は、お産に対する恐怖や不安を手放すことを助けてくれるエッセンスです。
マタニティトラブルなどの不快症状を軽減してくれるだけでなく、緊張をほぐし、日々の疲れを癒してくれます。
参考: