感謝のエネルギー

「感情や信念を変えることで、人はさまざまな病気から自分自身を癒すことができる」という自己治癒力について制作された『HEAL』というドキュメンタリー映画の中でこのようなことが語られていました。

 

ある人が診察室で、多発性硬化症や癌や糖尿病などの診断を受けたとします。

このような診断を受けた時、人が一般的に感じる感情は、恐怖または悲しみのどちらかです。

「この病気を克服するぞ」と、前向きに考えることはいくらでもできますが、恐怖を感じている限り、この前向きな考えは脳を通して体に届くことはありません。

なぜならこの考えが、体が感じている感情と一致しないからです。

必要なのは、その人の感情の状態を”感謝”に変えることです。

なぜ”感謝”なのでしょうか?

それは私たちが大抵何かを得たときに感謝をするからです。

感謝の念を抱いた状態で、感謝を伝えることで、体は何かを受け取ったと信じ込みます。

なぜなら感謝の念を抱くということは、それがすでに起こったことを意味するからです。

私たちが既に病気が治ったかのように感じれば感じるほど、そして病気がすでに治ったことのように感謝をすればするほど、それが引き金となり、脳内物質が”病気が治った”という状態に反映するように働き始めるのです。*①

 

人は1日に6万回ほどの思考をしていて、そのうちの約80パーセントはネガティブなものであると言われています。

人は心の中に器のようなものを持っていて、日々の生活を通して生み出されるさまざまな思考や言葉や感情がその器の中に入っていきます。

そして器がいっぱいになり溢れ出した時、それと同じ波動の物事が現実の世界で起こります。

ネガティブな波動の思考や言葉や感情がたくさんたまっていれば、ネガティブな出来事が起こり、ポジティブな波動の思考や言葉や感情がたくさんたまっていれば、ポジティブな出来事が起こります。

 

頭では良くないことだと分かっていても、つい心の中でつぶやいてしまう不安や不満の言葉をどうにかしなければいけないと思っていた頃のことでした。

ある時、「ありがとう」をひたすら言い続けることに挑戦してみようと思いました。

「ありがとう」を何万回も言い続けることで、人生が良い方向へと変わっていった人達の話を思い出したからです。

自宅では小さな声で「ありがとう」を言い続けたり、声に出して言えない時は心の中で言い続けたりしました。

人によっては、ある一定の回数を超えた時、なぜだか分からないけど涙が溢れ出したという話を聞いていたので、劇的な何かが起こることを期待する気持ちがあったことは否めません。

 

「ありがとう」をひたすら言うことを1週間ほど続けた頃のことだったと思います。

物事に対する見方が少しずつ変わってきている事に気がつきました。

 

朝起きると「おはよう」と言い、夜寝る時には「おやすみ」と言う家族がいること。

「いってらっしゃい」と送り出し、「おかえり」と迎えてくれる住まいがあること。

「いただきます」とだれかと食事を共にし、お腹いっぱいで「ごちそうさま」を言えること。

 

今までなら当然のことだと見過ごしてしまっていた「ただの日常」。

これがいかに恵まれていることなのかという事に気づいた時、心の中でじんわりとあたたかい何かが広がっていくように感じられました。

 

良くないと感じるもの、嬉しくないと感じるものを目の前にして、それから感謝できる面を見出すのは簡単なことではありません。

生きていると色々なことが起こるから。

人が言うほど簡単に感謝の念を持てないこともあります。

 

私たちに苦痛をもたらす出来事は、一見黒くくすんで見えます。

けれどもこの出来事から何かを学び取り、何らかの気づきを得て、これが起きて良かったのだと心から納得できた時、この黒くくすんで見えた出来事の本当の中身はきれいで輝いているものだという事がわかります。

自分が使う言葉を意識的に変えたり、フラワーエッセンスを取り入れて自分が発する波動を意識的に変えることで心の状態が変わり、物事に対する見方も変わっていきます。

物事が変わるきっかけはさまざまですが、苦しい状況の中から光を見出し、決定的に何かを良い方向へと変えたいと思う時、感謝の視点を持つことは必要不可欠なのだと思います。

 

私たちが”だれか”や”いつか”を待ち続けているかぎり、変化はやって来ないでしょう。

私たちが待ち望み、探し求めていた『変化』、それは私たち自身なのです。

                           バラク・オバマ

 

フォックスグローブ(アラスカンエッセンス)は、ハートの回りの感情的なしこり(エネルギーのブロック)を取り除きます。

その結果、狭いものの見方から脱却して、ものの見方を広げてくれます。

同じことですが、私たちが物事の本質(ハート)に目を向ける助けをしてくれるとも言えます。

「トンネルの向こうに光が見える」というような状況をもたらしてくれます。

なお、この植物から作るディジタリスという薬品は、心臓や血管にたまった物理的な不純物を取り除き、血管などを広げてくれます。

フラワーエッセンスは、感情や頭のレベルで作用し、物事の捉え方を広げてくれます。*②

 

コットングラス(アラスカンエッセンス)は「痛みの解放」のエッセンスです。

特に肉体的な苦痛からの解放です。身体にたまった苦痛を解放します。

ショックやトラウマからの回復を助けます。私たちの意識が苦痛そのものより、その根本原因や、癒しに向けられるよう助けてくれます(痛みは肉体からのメッセージの一形態です)。*③

 

波動を高めるための一番の近道は、喜びをもたらしてくれる「何か」に意識を集中し、感謝することです。

まさにこれが、グラティチュードエッセンス(インディゴエッセンス)の働きそのものです。

感謝のエネルギーは、私たちの波動を高めます。

あなたが落ち込んでいる時は、負のスパイラルに巻き込まれていくのです。

人生最悪と思えるような気分が沈む時は、グラティチュードエッセンスと時間を過ごしてみて下さい。

すぐに、軽やかさが内側にもたらされることでしょう。

この軽やかさが同じ種類のものを引き寄せ、あなたの波動は高められるのです。*④

 


参考:

*① Kelly Noonan Gores, Adam Schomer 「HEAL」 2017年 The Orchard

引用:

*② 2021年 ネイチャーワールド株式会社

「大自然からの贈り物 こころと体を癒す世界のフラワーエッセンス」 303ページ

*③ 2021年 ネイチャーワールド株式会社

「大自然からの贈り物 こころと体を癒す世界のフラワーエッセンス」 307ページ

*④ 2021年 ネイチャーワールド株式会社

「大自然からの贈り物 こころと体を癒す世界のフラワーエッセンス」 372ページ

感謝のエネルギー” に対して 2 件のコメントがあります

  1. より:

    35才の息子が仕事をしない事に悩んでいます。高校を卒業して3ヶ月も仕事が続いた事はないです。とても神経質で人からどんな風に見えているのかいつも気にしています。気に入らない時は母親の私に暴力をしてきます。こんな時にもありがとうを言い続ければ良くなるでしょうか?

    1. Miki より:

      「ありがとう」と言い続けることは、私たちの心の状態を良い方向へと向かわせる効果があると思います。
      その言葉自体が持つ波動に加えて、言い続けている間、私たちの意識が「ありがたい」と感じるものへと向かうからです。
      けれども、これだけで私たちが抱えているすべての問題を解決できるとは思えません。
      なぜなら私たちが抱えている問題が大きければ大きいほど、心の中では様々な記憶や感情や思い込みが複雑に絡まりあっているからです。
      今抱えている問題の根本的原因は心の中にあります。それを癒せた時、この問題も存在する必要がなくなります。
      そしてなぜこのことが自分に起こっていたのか心から理解でき、自然と感謝の念が湧き上がってくるのだと思います。
      成人された息子さんを突き放すこともできたでしょうが、その選択を選ばなかったのはお母さんにとって息子さんが何歳になっても大切な存在だからでしょう。
      お母さんの想いと愛情が息子さんに伝わる日が来ますように。是非フラワーエッセンスも活用してみてください。

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