HSP

・音や光、においや身に付ける物の肌触り、気候の変化など外部からの刺激に敏感

・短時間で多くのことをしなければいけない時に混乱する

・暴力的なテレビや映画は見ないようにしている

・忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られる場所に引きこもりたくなる

・動揺するような状況を避けることが、普段の生活での最優先事項になっている

・豊かな想像力があり、空想にふけりやすい

・香り、味、音に敏感

・子供の頃、親や先生から繊細で内気な子供だと思われていた

 

これらはHSPの特徴です。

HSPは、生まれつき非常に感受性が強く、敏感な気質を持っている人たちのことを表した言葉です。

このHSP ハイリー センシティブ パーソン という言葉は、エレイン・アロン博士が1996年に出版した『The Highly Sensitive Person』という本によって紹介されました。

HPSは環境や性格などによって形成される後天的なものではなく、先天的なものであるという事がわかっています。

HSPの人の脳からは、特定のホルモンが通常とは異なる量で分泌され、これがHSPの対処メカニズムを説明すると研究で明らかにされています。

 

妊娠中のストレスは、ストレスホルモンを通常よりも多く分泌させます。

そして胎児の神経受容体は、この通常よりも多いストレスホルモンの量が正常な量だと認識して生まれてくるそうです。

ストレスホルモンが正常な量から低下すると、神経系統がこれを異常事態と判断し、ストレスホルモンを増やそうとします。

そして犬が吠える声や車の騒音や臭いなど、一番手近にあるものに反応し、ストレスホルモンを分泌させるきっかけとして利用するそうです。

これがHSPの人が物事に敏感に反応する要因となっているという説もあります。

 

HSPの人は共感能力が高いという特徴も持っています。

そのため過度に相手に同調し、その人の気分や考えからの影響を強く受けてしまいます。

どんなときもお手本だったじゃない。

小さい子の面倒見もよくて、年上の子や先生たちからも頼りにされて、だれに対しても優しくて。

いつだって、周りにいるひとの心を察するのが上手で・・・。

 

だけど、きっと。

他人の考えや思いを汲みとるのが上手であればあるほど、強烈なエネルギーをともなう感情を、もろに受け止めてしまうんじゃないだろうか。

善意よりも悪意を。好きよりも嫌いを。たとえそれが自分に向けられた感情じゃなくたって、もはや関係なしに。

教室の中に尖ったことばが満ちていくのを来る日も来る日も聞き続けて、周りがそれに麻痺し始めても感受性が鋭いままで、だんだん身動きがとれなくなって。

みんながそのことを忘れたようにふるまうほど、なかったことにされていくほど、どんどん身体が重くなって。

最後は呑みこまれるしかなくなる。

ぐちゃぐちゃな気持ちはことばにできる範囲を超えていて、だから身体が悲鳴をあげたんだと思う。

なのに他人のせいにしなかったんだ。責める対象は自分だったんだ。

標的にされたわけじゃないのに傷ついて助けを求めるなんておかしいって、そんなの間違ってるって思いこんでしまったから。

それで誰にも迷惑をかけないように、かしこく、沈黙を選んだ。    *① 

この物語の登場人物の行人は、クラスのいじめに心を痛め、学校に行けなくなった時期がありました。

いじめの傍観者であった自分を責めると同時に、いじめの対象ではなかった自分が深く傷つくことはおかしいと自分を責め続けました。

 

学校はひとつの社会です。

大人と同じように、子供たちの社会も複雑です。

自分と気が合う子ばかりがいるわけではない環境の中で、子供たちは他者との接し方、また他者との距離のとり方を身につけながら成長していきます。

クラスという小さな世界の中で、時に自分に向けられる悪意を振り払えるほどの強さを持ち合わせている子供は大丈夫でしょう。

けれども行人のように繊細ですべてを受け止めてしまうような子供たちはどうすればよいのでしょうか。

「強くなりなさい」というのは簡単です。

けれども「強くある」ということが、想像以上に勇気を必要とし、段階を踏んでしか培っていけないものだということを私たちは知っています。

HSPの人が持つ感受性の強さや共感能力の高さは、欠点ではなく才能だと私は思います。

この資質が「弱さ」ではなく「秀でた能力」として守られ続けるひとつの術としてフラワーエッセンスを活用してください。

 

白樺のフラワーエッセンスはセンタリングを強め、自分の軸をしっかりと持つことをサポートしてくれます。周りのエネルギーに影響を受けずに、どのような状況でも冷静で落ち着いていることができるようになります。*②

 

マウンテンペニーロイヤルは、無意識に他人のネガティブな思考やエネルギーを吸収してしまった場合に、それを浄化するのを助けてくれるエッセンスです。

 

 

ホワイトヤロウは、有害な環境の影響に曝されたときに自己防衛力を強化してくれます。エネルギーを強化し、あらゆる状況や影響からの負担を解放するようにサポートしてくれます。*③

 

※マウンテンペニーロイヤルとホワイトヤロウはお取り寄せ商品となります。ご注文の際は、お手数ですが備考欄に商品名と数量をご記入ください。

 


引用:

*① 2020年 講談社 眞島めいり

「みつきの雪」 131132ページ

*② シャンドルールリーフレット

*③ 2010年 株式会社河出書房新社 中村裕恵

「医師が教えるフラワーエッセンスバイブル」 78ページ

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