時代が違えば

ハワイ ハワイと来てみたけれど

お里恋しや 月の虹

ハワイ ハワイと来てみたけれど

あなた恋しや 月の虹

 

つきのにじ~moonbow

作詞 高崎卓馬

大学で受けた授業のなかで、今でも強く印象に残っているクラスがいくつかあります。

そのひとつがアジア系アメリカ人の歴史のクラスです。

私は特に日系アメリカ人の歴史について知りたいと思い、このクラスを取りました。

 

日系アメリカ人の歴史は、日本からハワイに労働者として渡った移民の人たちから始まります。

 

1886年に日布移民条約が結ばれ、日本人のハワイへの移民が公式に許可されるようになり明治政府は官約移民を開始しました。

ハワイのサトウキビ畑で働く移民の募集には、600人の公募に対して約50倍ほどの応募があったそうです。

「高収入が期待できる」という謳い文句に惹かれ、日本での貧しい生活から抜け出すために多くの労働者たちがハワイへと渡る道を選びました。

 

しかし実際にハワイに着いてみると、待っていたのは非常に過酷な労働と、何かと理由をつけて天引きされる給料や現場監督から鞭で殴られる虐待など、思い描いていたものとは程遠いものでした。

日本人の移民たちはその辛さを「ハワイ、ハワイと夢見てきたが、流す涙はキビの中」と『ホレホレ節』という歌を通して伝えています。

三年契約の労働移民だったため、契約が満期になると日本へと帰る人達もいたようですが、さまざまな事情からハワイに留まることを選ぶ人達も多くいました。

 

同じ頃、アメリカ本土へも学生や労働者の移民が始まり、1890年にはカリフォルニアへの集団移民が開始しました。

このようにして最初にアメリカに移民として渡った人たちが定住して日系一世となり、彼らが家庭を築き、日系二世たちが誕生しました。

日系一世たちはアメリカに渡った最初から強い民族差別や偏見を受け、生活も苦しいものでした。

それでも一世たちは過酷な労働に耐え、稼いだお金は自分たちのためには使わず、子供たちの教育のために注ぎました。

 

一世たちは「不毛の土地」とみなされていた土地でお米を育てることを非常に得意とし、農業で頭角を現した日系人に対して、激しい排日運動が展開されました。

1913年に制定された「カリフォルニア州外国人土地法」では、アメリカ市民でない者が土地を所有することを禁じました。

これにより、日系一世たちは土地を所有することができなくなりました。

畑という財産がなくなると生活をすることができなくなります。

そこで多くの一世たちは自身の土地を子供たちの名義にするという”抜け道”を使うことで対抗しました。

アメリカで生まれ、アメリカ国籍を持つ二世たちはこの対象に含まれなかったからです。

1923年に「対外国人土地法修正法」により、アメリカ国籍を持つ未成年の日系人の土地所有も禁止され、二世たちを土地所有者にする”抜け道”手段も絶たれてしまいました。

 

1941年、日本軍による真珠湾攻撃により日米戦争が始まりました。

この日を堺に日系人はアメリカで「敵性外国人」とみなされるようになりました。

アメリカ本土の日系人は政府により強制収容され、すべての日系人が苦境に立たされました。

特に二世たちの苦しみと葛藤は深かったと思います。

日本人を両親として持ちながら、アメリカで生まれ、アメリカで育った二世たち。

英語だけでなく、日本語も自由に使うことができ、見た目だけでなく日本人の考え方や文化を受け継ぎながらも、日本は一度も行ったことがない知らない国で、自分たちはアメリカ人であるという認識を持っている彼ら。

二世たちは米兵として戦地に向かい、数々の戦功を残し、命をかけてアメリカへの忠誠を証明したのでした。

これはきっと、これからもずっとアメリカで生きていかなければならない全ての日系人たちのために懸けた命だったのではないでしょうか。

 

私がアメリカで学生として過ごしていた頃、さまざまな国の人達と出会い、友人となりました。

私たちは時代が違えば、戦争という一個人では立ち向かうことが出来ない大きな波に翻弄されて、お互いを憎しみ合い傷つけ合わなければいけない立場にいたかもしれません。

けれども私たちは人種や民族、文化をこえて、ひとりの人間としてお互いを見ることが許され、友人や家族になれる世界で暮らしています。

これは、多くの人達の悲しみや苦しみ、涙を経てつくられた世界だということを私たちは忘れてはいけません。

 

歴史はたくさんの人たちの人生が集まり、作られていくものです。

歴史に名を刻んだ英雄や天才、革命を起こした有能なリーダーたちだけが未来を良いものにするために立ち上がり戦ったのではないと私は思います。

歴史に名を残すことはなかった「平凡な人たち」が、それぞれの人生に託した想いにも世の中を変える力があり、歴史を作っているのではないでしょうか。

 

「もし世界の人口の3%の人たちがフラワーエッセンスを摂るならば、そのことが世界の未来に良い変化を与えるだろう」 *①

この考えをはじめて知った時に、「こんなに少ない数でいいのだろうか」と驚きました。

けれどもこれは、私たちひとりひとりが出すエネルギーが与える影響がこれほどまでに大きいことを表していると思います。

ある研究によると、心臓から発せられる電気信号は、脳から発せられる電気信号よりも60倍強く、その磁界は5000倍も強いということがわかっています。

私たちひとりひとりが心に平和を持ち続けること。

このことがもたらす影響は、想像以上なのかもしれません。


洋なし(スピリットインネイチャーエッセンス)

平和な感覚をもたらしてくれるエッセンスです。

感情が大きく揺さぶられているような時にリラックスした精神状態になるようにサポートしてくれます。

 

グラティチュード(インディゴエッセンス)

波動を高めるための一番の近道は、喜びをもたらしてくれる「何か」に意識を集中し、感謝することです。

まさにこれが、グラティチュードエッセンスの働きそのものです。

感謝のエネルギーは、私たちの波動を高めます。あなたが落ち込んでいる時は、引き寄せの法則が更なる落胆を引き寄せます。

その結果、波動が下がり、負のスパイラルに巻き込まれていくのです。

人生最悪と思われるような気分が没む時は、グラティチュードエッセンスと時間を過ごしてみて下さい。

すぐに、軽やかさが内側にもたらされることでしょう。

この軽やかさと同じ種類のものを引き寄せ、あなたの波動は高められるのです。 *②

※グラティチュードのエッセンスはお取り寄せ商品になります。ご注文の際は、お手数ですが備考欄に商品名と数量をご記入下さい。


引用:

*① 2016年 Hay House, Inc.  Katie Hess

Flowerevolution」 36ページ

*② 2021年 ネイチャーワールド株式会社

「大自然からの贈り物 こころと体を癒す世界のフラワーエッセンス」 372ページ

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