クルミの芽
人は、人生の岐路でフラワーエッセンスに出会うと言います。
私がフラワーエッセンスと出会った時も、「これから自分の生き方を変えなければいけないのに、一体どうしたら良いのかわからない。」 そんな時でした。
その時、よく摂っていたのが、バッチフラワーレメディの「ウォルナット」のエッセンスです。
ウォルナットは、高さが30mほどにもなる木で、クルミを実らせます。
これは、引越し・就職・転職・入学・転校・結婚・離婚・出産・思春期・産前産後・更年期障害など、人生で大きな変化に直面しているのに、気持ちがついていけない時に必要となるフラワーエッセンスです。
また、両親やパートナー、社会的に地位のある人など、影響力がある人からの影響を受けすぎて、変化を起こす一歩を踏み出せない時に、しがらみを断ち切って、自信をもって前進できる強さを与えてくれます。
私たちは、家庭、学校、職場など様々なグループに属しながら生きています。
そして、これらのグループには特有の「色合い」があると思うのです。
人はだれもが、その人だけが持ち得る、個性や才能という「カラー」を持って生まれてきています。
けれども、「周りに溶け込み、出る杭にならないこと」を重んじる社会の中で暮らしていると、自分が所属しているグループの「色合い」に寄せなければいけないと、無意識のうちに自分の「カラー」を潜ませることが多々あるように思います。
バッチ博士は、ウォルナットのフラワーエッセンスを「呪縛を解く重要なレメディ」と記しています。*①
これまでの人生で、知らず知らずのうちに周囲から課せられた制限や古い習慣という「呪縛」から自分自身を解き放ち、本来の「カラー」を輝かせる一歩を踏み出す助けとなってくれるでしょう。
フラワーエッセンスの世界は、私に沢山のことを教えてくれました。
フラワーエッセンスと共に、自分の心を理解し、癒しながら歩んできた道のりで、「学んだことをひとつだけ挙げてください」と言われたら、私は「心が発している波動を大切にすること」だと答えます。
例えば、心がイライラして焦っている状態にあるとします。これは、心がネガティブに傾いている状態なので、仮に-3という数値で表します。
フラワーエッセンスは、花のポジティブな波動を持つものなので、仮に+7という数値にします。
-3の心の状態に、+7のフラワーエッセンスを取り入れていくことで、心が+4の状態になることができるのです。
このように、心がネガティブな状態になったら、そのままにせずに、プラスの状態になるように整えていく。
そうすることで、人生で起こる様々な出来事を前向きに捉えることができるようになるのです。
このような生き方を、フラワーエッセンスの世界は、私に教えてくれました。
私たちが暮らす社会では、心の葛藤や辛さを表に出さずに、誰もが気丈に生きています。
人は、決して弱くはないですが、自分が思っているほど強くもない時があります。
バッチ博士は、「病気をなくす完璧な方法とは、悪い影響をはね返すことよりむしろ、その反対の長所を引き込むことです。つまり、欠点を長所であふれ出させてなくすのです。」と記しています。*②
もし心がマイナスの状態に傾いて辛い時は、フラワーエッセンスを取り入れてみてください。
「もうこれ以上は耐えられない」という深刻な状態になる前に、心のケアをできる方法が手元にあれば、自分で自分の問題に答えを出せるようになるでしょう。
ウォルナットのフラワーエッセンスは、新芽と葉と雌花を使い、煮沸法で作られます。
新芽には、これから立派に育っていく、「成長」というエネルギーが確かに秘められています。
クルミは、固い殻を突き破って芽を出さなければいけません。
その過程では、きっと痛みも伴うでしょう。
それでも挑戦するクルミの勇気は、バカにされるかもしれません。
本当にできるのかと、能力を疑われることもあるでしょう。
それでも、クルミは然るべき場所で、然るべき芽を出し、大木へと成長していくのです。
未来は、自分以外の誰かの力によって創られるものではありません。
未来はいつでも、自分の心が創り出しています。
だから、自分の可能性を信じることを諦めないで欲しいと思います。
ウォルナット
参考:
注① ) エドワード・バッチ 「フラワーレメディの真髄を探る エドワード・バッチ著作集」 BABジャパン 2008年12月 40ページ)
注②) エドワード・バッチ 「フラワーレメディの真髄を探る エドワード・バッチ著作集」 BABジャパン 2008年12月 224ページ)