自分以外の何か

あっという間に10月を迎えてしまいました。

占星術のことは詳しくありませんが、今月は日食や月食があり、大きな変わり目の時となるようです。

私自身、きちんと話し合って解決しなければならないことがこのタイミングで浮上しました。

いっけん突然起こった問題のように感じられたこの出来事。

本当のことを言うと、以前からなんとなく気にはなっていたのですが、わざわざ触れることもないだろうとそのままにしていたのでした。

どのような話し合いでも、それが自分にとっても、相手にとっても大切なことであればあるほど、多くの時間やエネルギーを要し、感情も大きく揺さぶられるものです。

それでも話し合っていくうちに、「なんと脆い土台の上に無理をして沢山のものを積み上げようとしていたのだろう」と「問題のもと」が分かり、「時すでに遅し」となる前に根本的な解決にむけて取り組むきっかけとなり良かったと思いました。

 

フラワーエッセンスは私たちの心にとって、白血球のような働きをするという話を以前聞いたことがあります。

白血球は身体に細菌などの異物が侵入すると、白血球数を増加させ、その異物を細胞内に取り込んで無害にすることで人の身体を守ります。*1

私たちは日々、良くも悪くも信じられないほど沢山のエネルギーや物事に晒されながら生きています。

特に「変化」の最中では「いつもの日常」とは違うことが起こり、なじみのないエネルギーに晒されるので、いつもなら感じないであろう感情が生まれます。

その時私たちの心に生まれる感情がたとえポジティブなものではないとしても、それが私達自身を蝕んでしまう前に、フラワーエッセンスが私たちの心を守るべく白血球のように働いてくれるのです。

心に重荷を抱えているとき、それが「よりよい未来」のために起こっている出来事だとしても、自分が思っている以上に心身のエネルギーが消費されます。

きっと多くの人達にとって「変化の時」であろうこの時期を上手く乗り越えるためにも、ぜひフラワーエッセンスを活用してみてください。

 

くるみフラワーエッセンス(シャンドゥルール)は人生の重要な変化の時期に、その変化を受け入れ、うまく適応できるように助けてくれます。

 

医者でも、弁護士でも、学校の先生でも、その職業に就くことが「夢」なのではない。

その職業に就いたあとで、それによってかなえることができる「何か」がある。

その「何か」こそが「夢」なのだ。

職業はその夢を実現するためのひとつの「手段」でしかない。*2

 

子どもの頃、父から将来の夢は何かと訊かれました。

その問いに当時の自分が何と答えたのかはもう覚えていません。

けれどもそのあとに父が「お父さんの夢は…」と続けたことにとても驚いたため、今でもその時のことを覚えています。

「お父さんにはもう仕事があるじゃない。将来の夢は子どもが持つものだよ。大人のお父さんが持つのは変だよ」

話しを遮り、眉間にしわを寄せながら反論する私を見て、「そうか、変か」と父は笑っていました。

まさか突然仕事を辞めるなどと言い出すのではないかと思い、私は怖くなったのです。

 

幼い頃、ある「職業」=「夢」だと思ってしまうのはしかたのないことだろう。

でも、そのままでは、その職業に自分が就けない理由が見つかった時点で、その子は夢をあきらめる。

ひとつの手段がダメだからといって、自分の夢を捨てる必要などないのに、将来のひとつの職業をあきらめることとは、自分の夢そのものを諦めることだと勘違いしてしまう。

まったく同じことをしていても、「自分は夢を持ってはあきらめるということを、何度も繰り返している」と感じている若者もいれば、「自分の夢は小さい頃からずっと変わっていない。その夢を実現するための手段をいつも探し続けている」と感じている若者もいるということだ。

前者は「夢=職業」のまま大人になった人だし、後者は、職業は夢を実現するための手段でしかないということに気づいた人。

この差は大きいと思う。*3

 

高校生の頃、初めてコンタクトレンズを購入しました。

それまでは、どんなに視力が悪くなっても眼鏡はいやだとわがままを言い続け、見えづらい状態のまま放っていた為、目にするすべての物がいつもぼんやりとしか見えていませんでした。

それがコンタクトレンズをつけた途端、輪郭も色さえもはっきりと見えるようになり、大げさな言い方かもしれませんが、一瞬で自分の世界が変わったと感じました。

生きていると価値観や考え方が大きく変わり、心に新しいものが生まれる瞬間があります。

私にとって「夢=職業」ではないという考え方と出会ったことは大きく、これまでに落胆してきた数々の出来事が「夢へと続く過程」であったことに気づく瞬間となりました。

コンタクトレンズという「自分以外の何か」の助けによって視力が良くなるように、価値観や考え方を大きく変えるためには「自分以外の何か」の助けが必要です。

自分ひとりが持っているものだけで前に進もうとすると、出来ることに限りがありますが「自分以外のなにか」や「だれか」がさし伸ばす手や、叡智に満ちた言葉を受け取ることで変えられることは、想像以上に沢山あるのだと思います。

 

ベルベットシャンク(PHIエッセンス)

古い思考パターンを手放し、新たな思考の展開を助けるエッセンスです。

思考パターンに活気と軽快さを与え、新たな展開へと導いてくれます。*4

 


引用:

*1 白血球はどんな働き? (subetenokotae.jp)

*2 2012年 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 喜多川泰

『スタートライン』ページ150/239

*3 2012年 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 喜多川泰

『スタートライン』ページ151・152/239

*4 2010年 株式会社河出書房新社 中村裕恵

『医師が教えるフラワーエッセンスバイブル』166ページ

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