嘘から出たまこと

「気づいたらいつも寝ていた」

私の子供の頃の話になると、両親は口を揃えてそう言います。

実際に体力があまりなくすぐに疲れてしまい、習い事などから家に戻ると一時間ほど寝てしまうことが多々ありました。

それに加えて「学校」という、いかに「同じ」であるかに重きを置く場所で、「同じ」からはみ出さないように常に必要以上の注意を払っていたことも疲れていた理由のひとつかもしれません。

小学生の頃、本を読むことの楽しさを覚えてからは、空想の世界で過ごす時間が多くなりました。

自分のベッドの上で読書をすることが多かったのですが、話の途中から本の世界の中に入ってそこで暮らしている自分の姿を想像するのです。

果物を収穫して喜んだり、魔法を使って何でもできることに感動したり、超人的な身体能力と武術の才能を使って悪者から村の人たちを助けるという緊張感を味わったり、大切な人を失って悲しみに暮れるなど、空想という「本当ではない世界」を楽しんでいるうちに、疲れてうとうとと寝てしまうこともよくありました。

これらが、私がいつも寝ていた原因だったと思います。

 

空想という「本当ではない世界」

たしかに空想の世界で私が体験していたことは、実際に現実の世界では起こりえないことばかりでした。

けれども「空想の世界」で感じていた感情は現実の世界にも影響を与えていた。

大人になりフラワーエッセンスやエネルギーや波動のことを知っていくうちに、このことに気がつきました。

 

昔、修身の教科書にこんな話があった。

ある子どもが、「狼が出た!」とうそをつく。

村人は子どもを助けようととび出してくるが、うそだとわかって怒って引き上げる。

それが面白いので、子どもは何度もうそをついて、大人の混乱を楽しんでいる。

ところが、ある日、本当に狼が出てきた。

子どもは「狼が出た!」と叫ぶが、「村人は誰も助けに来ませんでした」というのである。

ともかく、「うそから出たまこと」という表現もあるように、「うそ」はあんがい「まこと」を引き出してくる力をもっているようである。*1

この「狼少年」は上手く大人を騙すために、きっと思い切り感情を込め、全力で演技をしたはずです。

そしてそれを何度も繰り返しました。

ここでこの少年が知らなかったことは、心の底から放たれる感情にはそれと同じ周波数のものを現実の世界で創り出す力があり、その感情を繰り返せば繰り返すほど、創り出す力も強くなるということです。

 

「ずっと願っているのに叶わない」というケースはよくあると思います。

頭の中で考えているだけでは人生は変わらないのです。

じゃあ、何で変わるのか?

「波動」です。

「波動」が変わればすぐに人生が変わります。

「波動」とは、あなたの「心の状態」が生み出す周波数のことです。*2

 

日々、自分に起こる出来事にただ反応して喜んだり、悲しんだり、怒ったりする。

感情とは、心で感じるとは、そういうものだとずっと思っていました。

けれども「感情」を意図的に作り出すことで、願いを叶えることができる。

このことを理解してからは、自分の感情に注意を払うようになりました。

実際には何も起こっていなくても、願いが叶った時に感じるであろう感情を想像して作り出す。

たとえ最初はそれが「うそ」だとしても、続けていくうちにその「うそ」が「まこと」になる日が来ます。

自分の人生に「偶然」起こる出来事はなにもなく、自分が思い込んだ通りに未来を創れるということがわかってからは、この世界で生きることに対する怖さがぐっと減ったように思います。

 

アイム イン ヘブン(インディゴエッセンス)

このエッセンスは私たちの一瞬一瞬の選択がどれだけ自分の現実に影響しているかを教えてくれます。

地上のまさにこの場所、この瞬間に天国を創り出すことができるのです…もし私達がそう選択するなら。

そのお助けツールがあります。

もう長い間それが可能だと知っていながら、私たちのほとんどは変化を起こしてきませんでした。

私達はまだ古い現実を選んでいるのです。

まだ不安と苦悩を選んでいるのです。

アイム・イン・ヘブンを使うと思考に関してであろうが、感情に関してであろうが、行動に関してであろうが、あなたのすべての選択に光を照らし、あなたが変化するのをそっと根気強くサポートし続けてくれます。*3

 


引用:

*1 令和元年 株式会社新潮社 河合隼雄

『こころの処方箋』74・75ページ

*2 2023年 株式会社宝島社 ひすいこうたろう×武田葉子

『すごい運の育て方』30ページ

*3 2021年 ネイチャーワールド株式会社

『大自然からの贈り物 こころと体を癒す世界のフラワーエッセンス』369ページ

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