レジリエンス
「小学生くらいまでは、家で宿題や勉強をする時に、親が伴走者としてついている家庭の子供は必ず伸びます。
ただ教材だけを与えて『やりなさい』と口やかましく言っても子供の学力は伸びにくい。
どの親も忙しいものですが、それでも30分ほどの時間を捻出して『じゃあ、一緒にやってみようか』と寄り添ってもらえると、子供の学力はどんどん伸びていきます。
そしてたとえ難しいと感じる問題が出てきたとしても、諦めたり、できないと投げ出したりせずに問題に取り組むという姿勢も養われていきます」
ある時、職場の上司がこう話していて、なるほどと思いました。
そして思い出されたのは、最近よく耳にする『レジリエンス』という言葉でした。
『レジリエンス』とは、逆境や困難に遭ったときに、そこから立ち直る力、ストレスフルな状態から回復する力のことを意味します。
現在、レジリエンスについては世界中で研究が進められていますが、それは、この心の力を幼少期に育てることで、心の健康、対人関係、学業に良い影響があることがわかっているためです。
つまり、自分の心を守り、自分の能力を伸ばし、幸せに生きてゆくために欠かせない力が、レジリエンスなのです。
レジリエンスは、経験を通して育つ力です。
特に幼少期において最も重要になるのが、自分の感情に上手に対応できる力、欲求不満に耐える力を育てることです。
それが、以降のレジリエンスを育てることに大きく影響するといわれています。*1
人生には、とても自分の手には負えないと途方に暮れる、そんな時期があります。
そんな時は、自分が持ち得るすべての力と知恵をかき集めて困難に立ち向かわなければいけません。
けれどもこれは、口で言うほど簡単なものではないことを私たちは知っています。
これからやってくる未来を「明るい可能性」ではなく、「最悪の可能性」としか思い描けず、恐れと不透明さと混乱でごちゃ混ぜの時間の中に身を置いている時、私たちはどうしたら強くあり続けられるのでしょうか。
私たちが持ち得る『レジリエンス』という困難を乗り越える力。
この力を引き出してくれるのは「伴走者」だと私は思います。
状況が困難であればあるほど、人の助けを借りることが必要です。
そして人生とは不思議なもので、私たちが困難な状況を乗り越えられるように、必要な時に必ず「伴走者」が現れるようにできていると私は思います。
それは実際に傍で支え、助けてくれる人かもしれません。
もしくは、一度も会ったことがない誰かが書いた本に記されていた言葉かもしれません。
または、自然の叡智の記憶をたずさえたフラワーエッセンスという自然界からの贈り物かもしれません。
「伴走者」がどのような形で現れたとしても、私たちが最後までやり抜くことができるように、私たちの人生に現れたことに間違いはありません。
「考えてみてくださいよ。
自分の人生にとって何がプラスで何がマイナスかなんて、それが起こっているときには誰にもわかりませんよ。
どんなことが起こっても、起こったことを自分の人生において必要な経験に変えていくというのが〈生きる〉ってことです。
だから、どんな出来事だってプラスにできますし、逆にどんな出来事もマイナスに変えてしまうことだってできる。
自分に都合のいいことをイメージしていれば、それが起こるなんて、プラス思考じゃないですよ。
本当のプラス思考というのは、自分の人生でどんなことが起こっても、それが自分の人生においてどうしても必要だから起こった大切な経験だと思えるってことでしょう *2
ファイヤーウィードコンボ(アラスカンエッセンス)は、強烈な変容や変化の期間を通り抜ける時のサポートをします。
恐れと向き合ったり、抵抗を手放したりする際のサポートとなり、プロセスの各段階を最後までスムーズに進んでいけるよう助けとなるでしょう。
また、グラウンディングを強め、エネルギーシステムに安定をもたらしてくれるので、変化により良く対応できるようになります。*3
引用:
*1 令和4年 株式会社主婦の友社 監修:足立啓美 絵:川原瑞丸
『きみのこころをつよくする えほん』
*2 2019年 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 喜多川泰
『運転者 未来を変える過去からの使者』ページ145/202
*3 2021年 ネイチャーワールド株式会社
『大自然からの贈り物 目的別フラワーエッセンスハンドブック』 54ページ