人生で出会う人たち

人生で出会う人たちは、3つのカテゴリーに分けることができます。

理由があってあなたの人生に現れる人、一時的にあなたの人生に現れる人、そして生涯の縁としてあなたの人生に携わる人です。

人生で出会う人がどのカテゴリーの人なのかを知ることは、人間関係を築く上で大いに役に立つでしょう。

 

理由があってあなたの人生に現れる人。

その人はあなたを助けるために現れます。

そして、困難な状況にいるあなたを物質的・精神的に助けてくれるでしょう。

あなたを支え、導くその人は、まるで神からの贈り物のようです。

けれどもその人は時が来ればあなたのもとを立ち去るようになっています。

そしてこの別れは大抵良いかたちのものではありません。

この別れがどんなに辛いものであったとしても、あなたの人生においてその人の役目が終わったことを受け入れなければなりません。

あなたの祈りが届き、助けがもたらされ、次へと進む時が来たのです。

あなたはこのことに気づかなければいけません。

 

一時的にあなたの人生に現れる人。

その人はあなたを笑わせ、これまでに経験したことがないほど楽しい時間を共に過ごすでしょう。

でもこれは限られた短い期間だけのものです。

 

生涯の縁としてあなたの人生に携わる人。

その人は生涯を通してあなたに学びをもたらす人です。

人として成熟するための学び。

あなたがするべきことは、この学びを受け入れ、この生涯の縁としてあなたの人生に携わる人を愛することです。

そして学んだすべてを人間関係に活かし、人生を良いものにするために活かさなければいけません。

 

作者不明 *1

 

人間関係は流動的です。

どんなに変わらないと思っていても、私たちは常に誰かや何かから影響を受けています。

そしてそれに伴い考え方も少しずつ変わっていき、人間関係も変わっていきます。

 

人は、何らかの制限の中でより良い人生を探求するという課題を与えられています。

そうして人生の複雑さを学びます。特に人との関わりから学ぶことは多いです。*2

自分の力では到底乗り越えられると思えないような困難に打ちのめされ、不確かな未来が投げかけてくる不安に心が押しつぶされそうになっている時、私に救いの手を差し伸べてくれた人たちがいました。

今振り返ってみると、彼らは「理由があって人生に現れる人」だったのだと思います。

その人たちとの別れが来たとき、私は驚き、変化に気付けなかった自分を責め、怒り、そして悲しみに暮れました。

その人たちに好意を持ち、楽しい時をともに過ごしたこともあったからこそ、別れに心から納得できない部分があったのだと思います。

 

過去の感情を手放さずに溜め込むと、行き場のない感情が胸に刻まれていきます。

その状態が続くと胸に赤い湿疹が出る人もいます。

胸に溜まったうっぷんを発散したいときにユーカリの精油の香りを深く吸い込むと、胸のすみずみまでクリーンアップされます。*3

 

手に余る悲しみと怒りに溺れそうになっていた頃、胸に赤い湿疹ができていることにある日気づきました。胸に刻まれた行き場のない感情を手放すために、ユーカリの精油の香りを深く吸い込みました。

ユーカリの香りを吸い込む度に、次から次へと涙が溢れていきました。

胸の中に溜まっていた精算しきれない過去が涙とともに私の中から溢れ出ていったのかもしれません。

 

思い返せば、「別れ」の少し前に、ワンサイデッドウィンターグリーン(アラスカンエッセンス)のエッセンスをしばらく摂っていた時期がありました。

これは共鳴や共感をサポートし、必要な人との交流が早く深まるようにコミュニケーションや協力関係を助けてくれるエッセンスです。

また逆に、不必要な人間関係においては繋がりを弱めるように働きます。

 

きっとこのエッセンスが、助けてもらう立場でいる時期が終わったことを私に教えてくれたのだと思います。

人生で起こり得る痛みや苦しみに対して、自らの力で立ち向かう時が来たことを教えてくれたのだと思います。

 

理由があって私の人生に現れてくれた人たち

 

過去を振り返ると、苦痛を伴う変化の道のりに苦しみだけでなく喜びも同時に存在していたのは、彼らがいてくれたからでした。

きちんと感謝の気持ちを伝えることなく別れてしまったことが今でも悔やまれます。

 

痛みから逃げ出すようなことはもうしない。

想像の中にしかない完璧さを目指して、その重圧で、自らを押し潰してしまうようなことも。

自分の傷とはちゃんと向き合い、そこにあることを認めてやろう。

いいことだけが続く人生も、完璧な幸せも、絵空事だ。

思い描いても仕方ない。

だからやめる。

そんなものに振り回されるのはもうたくさんだ。

人生の暗い側面だって今ならば、人生の一部なのだと受けいれられる。

むしろそういうものこそが影となり、安心できたり成長できたり、あるいは自分の存在を感じたりといった陽の当たる場所をより鮮明に見せてくれる。

灰の存在が土壌を肥沃にするようなものだ。*4

 


参考:

*1 https://eap.apsva.us/wp-content/uploads/sites/44/2020/05/Season-Reason-Lifetime-for-Friendships.pdf

引用:

*2 女神のパワーオラクルより

*3  2016年 株式会社BABジャパン 小林ケイ

「アロマからのメッセージで自分を知り、個性や才能が目覚める!人生を変える!!奇跡のアロマ教室」

位置833/2289849/2289

*4 2022年 株式会社ハーパーコリンズ・ジャパン マット・ヘイグ

「ミッドナイト・ライブラリー」 ページ421/429

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