愛すればいいだけ

自分の人生を

それから、

そばにいる人の人生を 　*1

 

そんな小さなこと、だれも気にしてないよ。

それくらいの事で傷ついて、弱すぎるよ。もっと強くならないと。

 

子供の頃、よくこの言葉を投げかけられました。

けれども「学校の教室」という狭い世界の中で飛び交う小さな悪意を、私はいちいち敏感に感じ取っていたし、たとえそれが自分に向けられたものではなかったとしても、自分のことのようにいちいち傷ついていました。

私はただ平和で穏やかに暮らしたいだけなのに、この世界には弱者と強者がいて、強者から理不尽に傷つけられないためには、自分が強くなるしかない。

何か言われたら言い返さないといけないし、何かされたら反撃をしないといけない。

みんなそうやって上手くやっていっているのに、私は・・・。

自分のまわりで起こるすべての物事に心を動かしてしまうし、だれかの悲しみは自分の悲しみになってしまい、だれかの痛みは自分の痛みになってしまい、だれかの涙を目にすると胸が痛むし、だれかの怒りや悪意はトゲのように心に刺さってしまう。

自分のまわりで語られるどんなに小さな物語にも心を向けてしまい、小学生の頃、毎日家に帰るころにはヘトヘトに疲れていました。

でもこれもすべては自分が弱いから。そう思っていました。

 

心を守る術をだれかに教えてもらいたかったし、悲しみや痛みや涙にはどのように対処し、折り合いをつけるべきなのか教えてもらいたかった。

でも本当は、ただ、だれかに一緒に嘆いて欲しかったのだと思います。

こんなに丸裸で無防備な心のままで生きるって大変だねって一緒に嘆いてくれるような理解者を求めていたのだと思います。

 

ハイリー・センシティブ・パーソンという言葉を知ったのは大人になってからですが、まわりからの影響を過度に受けてしまう繊細な子どもたちは、きっと私たちが思っている以上に多くいるはずです。

なぜなら子供の頃は、自分の胸の内を上手く言葉にして伝えることが難しく、その子たちが持つ繊細さは、人の目には「ただの弱さ」と映りがちだからです。

だからこそ私は、ひとりでも多くの子供が自分ひとりですべての問題を抱えなくてすむように、自分ひとりで何もかもを解決しなくていいようにフラワーエッセンスが身近な存在であって欲しいと思います。

 

多くの人は人と違うという理由だけで見た目にコンプレックスを抱いたり、内面的に傷を抱えているせいで自分は価値のない人間だと思ったりしている。

でも自分の内側に明かりを灯すだけで、それらすべてのコンプレックスや、今日の自分をつくり上げるためにできた傷は、その人の魅力を引き出す個性になるの。

イメージするだけでいいのよ。心の中に光があるってイメージするだけで。

そしたらね、それをどんどん大きくしていくの。

誰よりも大きく、明るく、強くって思いながら、心の中にあるその光をどんどん大きくしていくの。

いつでも心の中に煌々と明かりを灯していれば、心の傷や人と違う部分、目や口などから明かりが漏れて、とても素晴らしい魅力のある人間になれるんだよ *2

 

繊細な心を持つあなたが、ただ自分の人生を愛することだけに、そばにいる人の人生を愛することだけに心を注げますように。

あなたの心の中に、いつも煌々とあたたかな明かりが灯され続けていきますように。

 

グラウンディング力とセンタリング力がつくと他者からの影響を過度に受けることなく、自分というものを強く持ち続けることができます。

 

グラウンディング力の強化には磯野菊フラワーエッセンスがおすすめです。

第一チャクラに働きかけるこのエッセンスは、生命力やパワーがアップするように促してくれます。

力強く生きるために必要なグラウンディングができるように働きかけてくれるので、いつも心穏やかで落ち着いていられるようになります。

 

センタリング力の強化には白樺フラワーエッセンスがおすすめです。

センタリングが強くなるように促してくれるので、自分の芯がぶれなくなります。

そのため、感情の揺れ動きがなくなり、ニュートラルで平穏な状態を感じられるようになります。

どんな状況でも冷静で落ち着ていられるようにサポートしてくれるエッセンスです。

 

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引用：

*1　2016年 株式会社PHP研究所 文：中島未月

「だから優しく、と空が言う」 36ページ

*2　2012年 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 喜多川康

「君と会えたから・・・The Goddess of Victory」ページ87/184～89/184